山の仕事/切る 山の仕事/切る 木を切る作業は、まず「山かき」から始まります。この作業は切り出す木の種類や量、仕事する人の数や日数などを決めるものです。 木を切る人は、初夏の八十八夜に山に入り、山小屋を建てます。その後、大木の根元にマツやスギの枝と御幣(ごへい)を立てて注連縄(しめなわ)を張り、木に塩を振りかけ御神酒(おみき)を供えて拝んでから木を切る作業に入ります。 木は斧や鋸で切る元伐(もとぎ)りというのが普通の方法ですが、大木のときは根元を焼いてから切ることもありました。 元伐りのようす 大木のときは、初めに株元を焼いてから切る