里山地区のコンセプト
里山地区の位置
里山地区は、2つの開園地区である南地区と北地区の間に位置しており、釜房湖に突き出した半島部分にある雑木林で構成された里山です。
南地区と北地区をつなぎ、里山の自然環境と水源涵養の保全・修復・育成を行うとともに、里山育成体験など環境学習に活用する場となり、あわせて地域参加の場となるゾーンとして位置づけています。
南地区と北地区をつなぎ、里山の自然環境と水源涵養の保全・修復・育成を行うとともに、里山育成体験など環境学習に活用する場となり、あわせて地域参加の場となるゾーンとして位置づけています。
整備方針
里山地区は、大規模な造成を行わず、みちのく公園の豊かな自然環境を保全・活用する公園づくりに取り組んでいきます。また、ユニバーサルデザインへの配慮にも努めていきます。
特に、北地区「みちのく自然共生園」からの水辺~平地~丘陵地と連続する空間を、一体として豊かな自然環境と美しい景観の保全・再生を図る場と捉えています。
それぞれの土地・資源特性に応じて保全活動を図るとともに、東北地方における「さと-のら-のべ-やま」 空間の土地・資源特性に対応した特色ある空間形成を図ることとし、それぞれの空間における自然文化(人の暮らしと自然の関わり)を体験しつつ、レクリエーション・学習の場として活用していきます。
特に、北地区「みちのく自然共生園」からの水辺~平地~丘陵地と連続する空間を、一体として豊かな自然環境と美しい景観の保全・再生を図る場と捉えています。
それぞれの土地・資源特性に応じて保全活動を図るとともに、東北地方における「さと-のら-のべ-やま」 空間の土地・資源特性に対応した特色ある空間形成を図ることとし、それぞれの空間における自然文化(人の暮らしと自然の関わり)を体験しつつ、レクリエーション・学習の場として活用していきます。
ゾーニング
里山地区は、「活用ゾーン」・「育成ゾーン」・「保全ゾーン」の3つのゾーンに分かれています。
このうち、試行活動を行っているのは里山の玄関口にあたる「活用ゾーン」です。
このうち、試行活動を行っているのは里山の玄関口にあたる「活用ゾーン」です。
活用ゾーン… | 多様な環境と利便性の高さを生かし、里山の体験学習ができる場としています。 |
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育成ゾーン… | 「活用ゾーン」と区分して、環境育成を図りながら、中間的な展開を図っています。 |
保全ゾーン… | 動植物のためのサンクチュアリーとして一般利用者の立ち入りを禁止し、自然植生の遷移を進めていきます。 |
コンセプト
かつての里山
・暮らしの森… | 薪採りなどによって、日々の暮らしに役に立っていた森。 |
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・生業の森… | 炭焼きなど、仕事の場として使っていた森。 |
・地域の森… | 村のみんなで管理していた森。 |
いまの里山
- ・暮らしの森、生業の森としての役割がなくなった。
- ・村のみんなで管理することも少なくなった。
- ・いろいろな生き物が生息できる環境が少なくなってしまった。
- ・管理が行き届かず、里山のきれいな景色が荒れてしまった。
里山地区は、そのほとんどが森林であり、豊かで特徴的な自然環境が多く残されていることから、これらの保全、活用と適切な利用に留意しつつ、以下の公園テーマ及び目指すべき3つの方向性をもとに整備を行っていきます。
公園整備のテーマ
計画地の自然を活かして、これまで地域が培ってきた里山の叡智をもとに、「生命と暮らしを支える里山の継承」を目指す。
目指すべき方向性
- 1.人と自然の関わりや生物多様性について学び、体験できる里山づくり
- 2.地域活性化に向け、地域ブランドを発信する観光・交流拠点づくり
- 3.計画・整備・運営にわたっての市民協働による公園づくり
活用ゾーンのテーマ
利活用のプログラムの3つのテーマ
- 里山の自然を知り、体感する
- 里山の多様な生物相と生息環境を知るとともに、里山の自然を体感する。
- 昔からの里山の知恵や技術を学ぶ
- かつて生活に利用していた里山の利用・管理の知恵や技術を学ぶ。
- 里山を今の暮らしに活かす
- 今の暮らし、これからの暮らしに活かし、里山とのかかわりを深める。