オノオレの木 オノオレの木 オノオレ(オノレと呼ぶところもある)の木とは、カバノキ科のオノオレカンバのことです。この名前は、斧が折れるほど硬い木ということからつけられたようです。 硬くて減りにくく、腐りにくいので、重い材木や荷物を運ぶソリの材料や、カナシキの代わりとして使われました。カナシキは、鍛冶職人(かじしょくにん)が使う鉄製の台で、真っ赤に焼き上がった鋼を金槌で打って伸ばす時などに使います。オノオレは、鉄の代わりになるほど、硬くて重い木なのです。また、木炭にすると非常に火力が強いといわれます。